さいはての二人 [和書 小説]
大人買いした本の中から。 一気に2時間ほどで読み上げてしまったが・・・ 涙、涙であった。
著書、生前最後の小説らしいが・・・端々から「生きる」ということについて考えさせられることが垣間見られた。 3作、いずれも生と死についてかかれたもので、一番心にずっしり来たのが「遮断機」であった。 同じことをワタシも考えているから。 心を見透かされた感じでもあった。 ただ、著者が本当に思い悩んでいたことが手に取るようにわかる。 そしてワタシも相当思い悩んでいるであろうことに気づいた。
なんとなくこのままだと取り憑かれたまま、著者と同じ道をたどりそうな気がするので、次の本に行ってみたいと思う。 ただ、いい話だと思う。 そして著者には生きていてほしかったと思う。
(2011年7月8日読了)
<再読>
なんとなく本棚においてあったこの本と目が合い、読み始める。 前も読んだときと同じく、涙が出た。
著者は自らの命を絶ってしまったのだが、彼女の目には何が映っていたのだろうか。 生と死に対して、何を思ったのであろうか。 新たな命、消えていきそうな命、自らの命・・・この3つの命について書かれいるのだが、何が言いたかったのだろうか。
他の作品も読んでみたくなった。 久しぶりにブックオフに行こうかな・・・。
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