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ようこそ黒椿屋へ!~根暗男子にフラれたんですけど~ [和書 小説]

ふー、やっと読み終わった・・・。 ちょっと時間かかりすぎだな。

おそらく・・・初『ライトノベル』。 ブラコンは、ラノベじゃなーい!!とワタシは思うので、これが初ということで。

<ちょっと訂正>ラノベで思いだ得したけど、『青い鳥コバルト文庫』って昔あったよな~。 あれ、大好きだった・・・。 相当数持ってたし、読んだよね・・・。 いまだに手に入れたいシリーズとかあって、それをふと思い出させてくれたカナ。

角川から新創刊された『ビーズログ文庫アリス』の、目玉作品である本作。 何がワタシをひきつけたかというと? もちろん、イラストが大好きな『ウダジョ先生』によるものだったから。 いやー、このことは数ヶ月前からウダジョ先生のツイッターで知ってはいたんだけど、んまーーーーーー、美麗! もうね、鼻血出るよ、鼻血。 ワタシの心底愛している『いおりん』にちょっとだけ似ている『柊夜』にね、まんまとはまってしまったわけです。

話としては、外面天使の美少女・胡桃が、クラスでも目立たず『根暗コーヒーゼリー』と呼ばれてい柊夜に告白するところから始まるが、見事に胡桃は振られる・・・。 そしてそれを逆恨みするばかりでなく、嫌がらせの応酬が始まる。そんな中、クラスメートである望愛(のあ)が理科実験室から転落し、意識不明であるところを発見され、その事件の疑いが柊夜にかけられてしまう。 胡桃の、一連の嫌がらせが、望愛への逆恨みと取られてしまう・・・ 胡桃は自分のやった嫌がらせのせいで柊夜に疑いがかかったことを何とかしたくて、夜の学校に忍び込む・・・。

かるーいお話でした。 でもね、結構面白かったかも。 でね、今でこそ『ライトノベル』なんてカテゴリーを造られたけど、昔っからこの手の話なんていっぱいあったよね。 まさに『青い鳥文庫』じゃないけど。 赤川次郎の『吸血鬼シリーズ』なんてまさにそうだし、藤本ひとみの『マリナシリーズ』(←懐かしすぎる!!)だって、まさに、間違いなく!! この先駆けであった。 他にもたくさんあって、今に始まったことではないことを思い出させてくれた。

シリアスな推理小説もいい。 高尚な恋愛小説もいい。 でもね、こういう『漫画チック』な作品だってあったって良いじゃないか。 小説ってね、まさに自分の頭の中でキャラクターを『創造』し『動かす』ことが楽しいのであって、人それぞれの頭の中にそれぞれの『主人公が存在する。 挿絵はね、そのキャラ設定にちょっと先入観を与えるのね。 でもあくまでも呼び水でしかなく、キャラの動きはすべて頭の中・・・。 漫画も好きよ。 でもあれは本当に確立されてしまった世界で、創造という過程がない。 漫画もすき。 だけど、小説はもっとすき・・・。 絵のある小説もすき・・・。

そんなことを思い出させてくれた作品でした。

あー、ブックオフで青い鳥コバルト文庫を探してみようかな・・・。 前田珠子の作品がもう一度読んでみたい!! 懐かしい~!!

<追記>途中で気付いた・・・青い鳥文庫は、児童文学的な子供向けのシリーズで『コバルト文庫』が正しかった! 馬に乗った、青いシルエットのマーク!! だから青い鳥とかぶったんだ~。 ワタシが中学生の頃に、『コバルト文庫は読んではいけません!』と禁止文庫に指定されていた気が・・・(笑) そんな世の中でしたがな。 かわいい時代だったよな~。

おススメ度: ☆☆☆☆

ようこそ黒椿屋へ! -根暗男子にフラれたんですけど- (ビーズログ文庫アリス)

ようこそ黒椿屋へ! -根暗男子にフラれたんですけど- (ビーズログ文庫アリス)

  • 作者: 妙見 さゆり
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2015/04/15
  • メディア: 文庫

 


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