なぜ絵版師に頼まなかったのか [和書 小説]
久々の北森先生。 未読の作品も、残り少ななってきた。 そう思うたびに、寂しさと虚しさと遣る瀬無さが募るのは、ワタシだけではないであろう。 残り少ない作品を、愛おしむように、また勿体無く、先延ばしにしている自分がいることは、もちろん理解しているが、いつか終わりがくることも、理解している。 ホント、寂しくて仕方ない。
とは言え、読んじまったもんは変わらない! 明治時代の、実際に存在した人物をモチーフにした、短編小説。 ほんと、短編の魔術師だと思う。 こんなに面白いミステリーを、 しかもコンパクト且つ巧妙に筋書きが出来ていて、本当に面白い。 人物も皆、興味深く、物語を彩っており、短い中にちゃんと背景も人生もすべて理解できる。 稀有の才能だと、ワタシは信じて疑わない。
本当に早すぎです、先生。。。
オススメ度: 間違いなく五つ星
まっきー☆さん、ついに読まれましたか、絵版師。
やっぱり、このタイトル苦しいですよね、絵版師(笑)。
こういうお茶目なところも、北森さんの魅力ですねぇ。
by 31 (2014-08-24 17:04)
31さん、ついに読みました! タイトルは、先生の愛情こもったジョークなんでしょうね。 冬馬がどうなったのか・・・本当にこのシリーズも続いてほしかったと悔やまれるばかりです。涙
by まっきー☆ (2014-08-26 20:41)