SSブログ

なぜ絵版師に頼まなかったのか [和書 小説]

久々の北森先生。 未読の作品も、残り少ななってきた。 そう思うたびに、寂しさと虚しさと遣る瀬無さが募るのは、ワタシだけではないであろう。 残り少ない作品を、愛おしむように、また勿体無く、先延ばしにしている自分がいることは、もちろん理解しているが、いつか終わりがくることも、理解している。 ホント、寂しくて仕方ない。

とは言え、読んじまったもんは変わらない! 明治時代の、実際に存在した人物をモチーフにした、短編小説。 ほんと、短編の魔術師だと思う。 こんなに面白いミステリーを、 しかもコンパクト且つ巧妙に筋書きが出来ていて、本当に面白い。 人物も皆、興味深く、物語を彩っており、短い中にちゃんと背景も人生もすべて理解できる。 稀有の才能だと、ワタシは信じて疑わない。 

本当に早すぎです、先生。。。 

オススメ度: 間違いなく五つ星
なぜ絵版師に頼まなかったのか (光文社文庫)

なぜ絵版師に頼まなかったのか (光文社文庫)

  • 作者: 北森 鴻
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/10/13
  • メディア: 文庫



nice!(10)  コメント(2) 
共通テーマ:

nice! 10

コメント 2

31

まっきー☆さん、ついに読まれましたか、絵版師。
やっぱり、このタイトル苦しいですよね、絵版師(笑)。
こういうお茶目なところも、北森さんの魅力ですねぇ。
by 31 (2014-08-24 17:04) 

まっきー☆

31さん、ついに読みました! タイトルは、先生の愛情こもったジョークなんでしょうね。 冬馬がどうなったのか・・・本当にこのシリーズも続いてほしかったと悔やまれるばかりです。涙
by まっきー☆ (2014-08-26 20:41) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。