夢かさね 着物始末暦3 [和書 小説]
どうも記録がないと思ったら・・・昨年の具合の悪いときに読んだから、記録がなかったのね。( ̄ω ̄;)
こちらもバックデート中(本日3月2日)。
着物始末屋の余一は愛想は悪いが腕はとっても良い。 ぼろの着物も新たな命を吹き込まれ、上等の着物に変わっていく。 この話に出てくるキャラとして、呉服屋の若旦那の綾太郎、古着屋の六助、料理屋の娘のお糸、お糸の幼なじみのおみつ、綾太郎の許婚のお玉。 こんな感じであるが・・・先の2冊でいろんな関係が入り乱れ(笑)。 祝言を控える綾太郎はお糸が気になる。 お糸は余一にぞっこん。 おみつも余一に淡い思いを寄せる。 お玉は嫁ぐ綾太郎に何かをしたいと思うが・・・。 まー、余一の話はいずこに!?というくらい、あちらこちらに出てくるキャラの話がてんこ盛り。
なかでも、お糸が気に入らなーーい!! 鼻につくのよね、なにかしら。 おみつは逆にいじらしい。 ワタシとしては余一とおみつが何とかなってほしいと淡い期待を持っていたのだが、最後に収録された「夢かさね」でのおみつの決意に涙がでましたわね。 人間、やっぱり慎ましさを持たねばいけないと思う。 お糸にはどうもそういうものを一切感じられない。 馬鹿みたいに押せ押せで、謙虚さが見られない。 だからなのかな・・・おみつに肩入れしてしまうのだろうね。
流れ的に?余一もお糸を意識し始めているようなので、なんだかつまらん。 みをつくしの澪のようなひたむきさとかもないので、なんだか本当に読んでていてムカっとくることが多い。 綾太郎とお玉の話をもっと読みたいぞ。
とはいえ、これは上司が貸してくれている本なので、再読不可。 ま、また気になるようだったらブックオフで探すかな~。
おススメ度: ☆☆☆+0.5 (シリーズ通して)
藍の糸―着物始末暦2 (ハルキ文庫 な 10-2 時代小説文庫)
- 作者: 中島 要
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2013/07/13
- メディア: 文庫
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