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蓮花の契り 出世花 [和書 小説]

昨日読み始めた出世花の続きにそのまま突入。 やはりそのまま読み終えたくなってしまったので、読了は明け方3時・・・。 まぁ、休みならではの読みかただねぇ。 でも、読み終えてよかった・・・。

三昧聖(さんまいひじり)として湯灌を行うお縁。 正縁と名を貰ってから幾年。 ある日、桜花堂から半年ほど桜花堂でお香のもとにいてほしいと言う依頼を受ける。 お縁は断ろうとしたが、師匠である正真はこの話を受け、お縁に桜花堂でお香のもとで暮らすように告げる。

自分を捨て出奔した母と再会することに、何かしらの意味がある・・・と半年桜花堂で過ごすお縁。 湯灌場での話よりは、お香とお縁の親子の話が中心であった。 ただ、正念とお縁がどうなるのかがとても気になっていたのだが・・・ やはり高田さんらしい、結末が待っていた。 今回も涙・涙の物語であったが、男と女の関係だけが世の中ではなく、仏の弟子としてのつながりとして生きていきたい・・・というのが、高田さんだなぁと思った。 そういう精神的な繋がりが世の中に存在しても良いと、私も思っている。 湯灌のシーンは、何度読んでも母のことを思い出すが、正念とお縁の姿を読み、自分の心の中にある蓮の花ような存在のことを思い出した。

そういうのがあっても良いと思う。

この結末については賛否両論になっているが、私は賛成。 惚れた腫れただけが人生ではない。 そう思わせてくれた物語だった。

この勢いで、天の梯子が読みたくなった・・・。 澪と、つるやのみんなにあいたくなってしまった! 暑いけど、今日ものんびり読んじゃおうかな・・・。

おススメ度: ☆☆☆☆☆

蓮花の契り 出世花 (ハルキ文庫 た 19-14 時代小説文庫)

蓮花の契り 出世花 (ハルキ文庫 た 19-14 時代小説文庫)

  • 作者: 高田 郁
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2015/06/13
  • メディア: 文庫



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