流れ行く者 [和書 小説]
今日から夏休みーーー!(本日8月10日) もちろんバックデート中。 ここの所寝不足なのか、ほぼ毎日寝オチ…。 疲れがたまっているというか、ストレス過多というか。 ま、それでも休みだわー♪
では。 久しぶりの守り人シリーズ!! スピンオフ、というのでしょうか。 バルサとタンダの幼いころの話の短編集。 ジグロがまだ生きていて、バルサと親子の生活をしていたころの話たち。 タンダの純粋さ、バルサのひたむきさが、ぐっと心に迫ってきた。 いろんな人のレビューにもあったが、「ラフラ」の話はなかなか面白く。 最後の結末には賛否両論あったけど、 ワタシの意見としては、二人だけの世界が終わりになってしまうという寂しさと、思いを寄せていた人への最後の餞だったのでは。。。と思う。 すべての話においてのテーマは「老い」。 いろんな「老い」の形があり、いろいろな人の思いがそこにある。
いろんなところで常々申しているが、上橋氏の書く話は子供向けの話ではない! これは断言してよいと思う。 子供が主人公だから子供向けだなんて誰が決めたの?? ファンタジーは子供向けだなんて、どの口が言えるの!?! もう少し、まじめに読もうよ、世間よ。 獣の奏者といい、守り人シリーズといい、心の底から「日本が誇る素晴らしきファンタジー」なのに、子供向けだなんて格を下げるようなまねをするのはおかしい!!! もっともっと向き合うべきであると思う。 ミステリーが好きだからこういう発言はなんだが、殺人ありきの謎解きよりも、もっともっと評価されるべきだと思う。
文学の域に十分あてはまるとワタシは信じて疑わない。 この夏休み、やはり再読したいと思う。 あの感動をもう一度、じっくり味わいたいと思う。
おススメ度: ☆☆☆☆☆
コメント 0