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白萩屋敷の月 - 御宿かわせみ(8) [和書 小説]

2日(火)に読了。 さすがにレビュー前に7月分を書くのはどうかと思ったので、ちょっとずらしてみた。

かわせみシリーズ第8弾。 ちょっと衝撃的な話も・・・。 タイトルである『白萩屋敷の月』は、東吾の兄である通之進の話。 幼いころに想い慕った女性に想いを告げられず、そしてその女性も通之進を想い慕い、お互いにその思いを告げぬまま、永遠の別れが来る。 女の最後の望みをかなえるべく、東吾は一夜を共にする。 これはワタシにとってはかなり衝撃的。 またるいの知らぬところで伝えられない墓ができてしまった・・・。 しかも兄の身代わりとなって抱いてしまったのだから、なおさらショックであった。 しかし、お香のひたむきな思いには涙が出た。 あの和歌を焼くシーンは、電車の中で危なかった・・・。 が、とても複雑。。。

新たな登場人物となる天野宗太郎が登場する『美男の医者』も小気味よくて面白かった。 また、母を守るために息子が復讐劇を演じる『絵馬の文字』は泣けた。 他の話も、とても面白かった。

いやはや、これから二人はどうなっていくのかなぁ・・・。 また東吾は時と場合によってはるいを裏切るのかしら・・・。

おススメ度: ☆☆☆☆☆ 複雑度も高いが。。。

白萩屋敷の月―御宿かわせみ〈8〉 (文春文庫)

白萩屋敷の月―御宿かわせみ〈8〉 (文春文庫)

  • 作者: 平岩 弓枝
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫


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