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鬼平犯科帳(十五) 特別長篇 雲竜剣 [和書 小説]

はい、もちろん今朝読了。 もう、面白くって止まらない感じ。 でも図書館で予約した本がちょうど順番が回ってきたので借りてきた本があるので、とりあえず一休み。 でも、本当に面白かった!

二夜連続で、平蔵の部下である同心が殺害された。 その手練れは、まさに平蔵には見覚えのあるもの・・・半年前に平蔵を襲った兇刀に似ていた。 平蔵は確信した。 これはまさに火付盗賊改方に対する挑戦である・・・と。 平蔵を襲った男の件の腕前は、若いころ、道場で剣の道に励んでいたことろに師匠から聞いたことのある剣士のことを思い出した。 まさか、その剣士が平蔵を襲った・・・? 複数起きる事件が平蔵たちを混乱させる。 しかし、まったく無関係のように見えたものが細い糸でつながっていることが見え始めた。 それを平蔵をはじめとする火盗改方と密偵たちはその糸を手繰り寄せるために奔走するのであった。

最初はまったく関係ない事件かと思いきや、面白いくらいにつながっていくのは面白かった。 ただ、最後はちょっとあっけなかったかなぁ・・・とも思いつつ、それでも面白かった。 謎解きの中にも、それぞれのキャラクターたちの話があり、人情があり、涙があり、本当に飽きさせない話であった。 さすが、巨匠・・・ますます好きになってしまいました!! とにかく、巨匠の本は全部読みたい・・・そんな気持ちにさせられてしまいました。

とりあえず、ちょっと小休止して、他の本に着手するとしましょう。 そしてまたワタシの『心の上司』のもとに戻りたいと思いますわ。

おススメ度: ☆☆☆☆☆

鬼平犯科帳〈15〉特別長篇・雲竜剣 (文春文庫)

鬼平犯科帳〈15〉特別長篇・雲竜剣 (文春文庫)

  • 作者: 池波 正太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 文庫



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