恋する日本語 [和書 エッセイ]
『昔日より』を読み終わってしまった時用のつなぎでもっていたのだけど、あっさり読み終わってしまったので、帰宅途中では読む者がなくって時間を持て余してしまった。
6月10日読了。 日本古来の奥ゆかしい言葉の持つ、本来の意味を表現するエッセイ。 聞いたことはあったけど、意味がよくわからなかったもの、意味を間違えていたもの・・・さまざまあったけど、改めて日本語の・言霊の美しさを実感することができた本であった。
赤心や浹洽なんかは、まったく意味を知らなかったし、あえかなんかも知らなかった。 意味を知ると、こんな気持ちや様子を表す言葉があっただなんて・・・と軽い感動を覚えた。
中でも『那由多』や『阿伽陀』は、意味を知ってとても好きになった言葉。 また玉響や恋風、時雨心地、恋水は音と意味が合致して心にぐっと来たり。 なかなか素敵なエッセイであった。
やっぱり日本語って、美しいと思う。 いつまでも美しい言葉を後世に伝えたいものである。 もう少し大和言葉を勉強してみたいな~と思う今日この頃である。
おススメ度: ☆☆☆☆
コメント 0